第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド

第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド
今月のチャレンジャー
ヒヨコ

昨年からずっと、気になっていた『ストウブ社の鍋』。風貌がカッコいいだけでなく、素材の旨味を驚くほど引き出すとか。『いつか欲しい』と思っていましたが、高いし、重いし、手入れは面倒そうだし。。。なかなか購入に至りませんでした。が、定額給付金が入り気持ちが大きくなったからか、ついに念願の鍋をお買い上げ。三ツ星シェフが愛する鍋を素人が使いこなせるのか?日々お料理に励みたいと思いまっす!!

フランス・アルザス地方で誕生したストウブ社の琺瑯(ホウロウ)鍋は、ポール・ボキューズやジョエル・ロブションなど、数多くの三ツ星シェフに愛されています。製造は、1つの鍋に1つの砂型を使用し、熟練の職人が手作業でホウロウを吹き付けています。熱源は、ガスコンロはもちろんIHやオーブンにも対応。フタの裏側のピコ(突起)が、蒸気を自動的に循環させ、食材の旨味を逃しません。

第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド

フランス製のこのお鍋、定価は税込み27,300円(22cmサイズ)です。鍋の価格としては高いですよね?同じ金額のアクセサリーは買えても、鍋としては、ヒヨコは躊躇する金額です。でも、昨年あたりから、オシャレ雑誌の料理ページで見かけるたびに欲しい度UP。同じフランス製の鋳鉄鍋「ル・クルーゼ」と迷ったのですが、こちらの方が見た目が無骨でカッコいい。また、「ル・クルーゼ」のように近所で手軽に買えないレアな所もヒヨコの心をくすぐりました。

第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド

ここで皆様にお詫びを。「ツーハン生活」でありながら、実はこの鍋、旅行に行った際、パリのプランタン百貨店で買いました。お値段は、免税と現地観光センターの割引券を使用して約95ユーロ。その時のレートが1ユーロ=132円なので約12500円で購入しました。なんとお得な!!しかーし、この鍋の重量は約4kgあります(梱包も含めると5kgでした)。『お買い得』という波に飲まれて帰国時の移動の辛さを忘れていました。
帰国後、調べてみると楽天のお店では16000円ほどで販売しています。鍋を抱えて歩き回る辛さを思えば、ネットで買った方が断然良かった。重い物を買う時はやっぱり配達してくれる通販が一番ですね。

第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド

使いはじめる前に、出荷時のワックスコーティングを洗い流すため、熱湯と少量の台所用洗剤で洗います。この時、鍋を傷つける金属たわしなどはNG。やわらかいスポンジを使いましょう。布で水気を拭いたら、弱火で乾燥させ、少量の植物性油を鍋の内側に塗ります。その後、再び弱火で数分加熱し、余分な油をふきとります。この油を塗る作業は、ホウロウの錆止めのためにも時々行うと良いようです。

第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド

鍋を購入したが、何を作って良いのか悩んでしまったので、レシピ本を買ってみました。どの本も素材を活かしたおいしそうな料理が載っています。「ストウブ」愛用のミシュラン1ツ星シェフ原田慎次氏も本を出しています。
本を読むと、この鍋は『煮物・炒め物・揚げ物・薫製・ケーキ・炊飯』あらゆる調理ができるようです。しかし、ヒヨコはここで大きな失敗に気がつきました。買った鍋は22cm。持ち手を入れると約29cm。ギリギリ我が家のオーブンに入らず。うーん、残念。

第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド

原田氏の本を参考に「豚スライス肉のラグーソース」を作ってみました。玉ネギと豚肉を炒めて、トマト缶と白ワインを加え、1時間ほど煮込むという簡単な料理です。途中、炒める工程がありますが、黒マットエマイユ加工(※1)のおかげで、混ぜ続けなくても、玉ネギが焦げず、良い茶色になりました。1時間煮込み、フタを開けると、フタの裏側の突起についた蒸気が水分となり勢い良く落ちます。この鍋はフタだけで重さ1,4kg。だから、素材の水分が外へ逃げにくく、旨味が循環するようです。
完成した料理は、かなり絶品。何もしてないのに、こんなに上手にできるとは!!感動です。
(※1 黒マットエマイユ加工)従来のホウロウ加工とは異なり、薄く多孔質な黒マットエマイユ加工は、ザラザラの表面で油が馴染みやすく、焦げ付きを防ぐ効果があります。

第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド

『原田氏のレシピがおいしい訳で、ストウブの威力ではないかもしれない』という疑問が浮かびました。ということで、豆ご飯をいつものように炊いてみます。グリンピースとお米3,5合を鍋に入れ、水と少量のみりんを入れます。中火で熱し、沸騰したらフタをして13分間弱火で加熱。火を止めて10分蒸らしたら完成。一口食べた感想は、『お米一粒一粒がしっかりとしていて、美味しい!!』。やはり「ストウブ」は良い働きをしてくれます。
ちなみに、翌日キーマカレーを作ってみました。元々水分が少ない料理ですが、うっかり中火で40分放置したら、焦げ付いてしまいました。水に長時間つけて洗えば取れましたが、この鍋、完璧に焦げないという訳ではないようです。

■第47回Staub(ストウブ) ココットラウンド
今回の評価は…90点
■結果

・重いので、洗う時が大変
・鍋つかみが必須アイテム
・絶対にこげつかない。とは言えない
・高いが、買って後悔なし
・サイズ選びは慎重に

■総評

長い間欲しいと思っていた「ストウブ」の鍋。いろいろ難点はありますが、ヒヨコは買って正解のアイテムとなりました。本当ならば、95点を付けてもいいほど気に入りましたが、日本の正規価格が高いことと、メンテナンスがちょっと面倒という点で少々減点しました。しかし、近い内に、18cmサイズも買ってしまおうかと考えている次第であります。
料理をした感想は、イモ類はほっこりホクホクに、魚はふっくら、野菜はしっとり仕上がる気がします。冷凍肉もパサパサせず美味しくいただけました。いやあ、買って良かった。老人になって、持ち上げられなくなるまで、使い続けたいと思います。ただ、難点を上げるなら、鍋つかみを忘れてヤケドしそうになる点と、洗った後、乾燥しきるまでしまえない(水分が残っているとサビます)ので、置き場所に困るということでしょうか。

〜フランスの「ストウブ」事情〜
パリでは、「LES COCOTTES」など「ストウブ」の鍋をお皿代わりとして出すレストランが多々あります。ヒヨコがふらりと入ったお店では、1人前のオニオングラタンスープが10cmサイズの鍋に入っていました。オーブンで焼かれて焦げたチーズが香ばしく、スープがいつまでも熱々で美味しかったです。
日本では、「ル・クルーゼ」の人気が高いですが、パリのデパート「プランタン」と「ラファイエット」では、両メーカーの売り場面積は、ほぼ半々。家庭用鍋としては、一生物としてどちらも人気が高いようでした。サイズは、日本では18cm〜22cm辺りの円形型が売れ筋のようですが、パリでは、24cmより大きなサイズや楕円形のオーバル型が人気のようです。

ストウブの鍋が気になった方、まずはレシピ本を読んで検討してはどうでしょう?
「ストウブ」でじんわりほっこり幸せなレシピ―シェフに愛されるフランスの人気鍋 (主婦の友生活シリーズ)
(和食、洋食ともに載っています。分量が2〜4人前の料理なので、家庭用として使いやすいと思います。)

 

「ストウブ」でつくる和ごはん―フランスの万能鍋と素材だけ。からだにやさしい“新和食” (MARBLE BOOKS―daily made)
(和食好きな方にはおすすめです。揚げ物のレシピも充実してます。)

ストウブで、わが家は週末レストラン―予約がとれないイタリア料理店『カーザ・ヴィニタリア』原田シェフ直伝
(近所のスーパーでは手に入りにくい材料のレシピが多々あります。味は抜群。特別な日のメニュー用にどうぞ)

ストウブの鍋をもっと知りたい!!と言う方は公式HPへどうぞ!!http://www.deniau.jp/staub/
鍋を買いたい!!と思った方、今回ヒヨコは通販で購入してないのでオススメのショップがありません。まがい物も出ているようなので、正規代理店での購入をおすすめします

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