オリジナル梅酒を造ろう!
(6)名前を決め、パッケージデザインを完成させる

オリジナル梅酒を完成させ、商品化を実現するために、とても重要なこととして『ネーミング』づくりがあります。
商品名を決め、ロゴやパッケージデザインを考え、ビジュアル化すること…。
これがQuun(キューン)編集部に課せられた大きな宿題です。
ひょんなきっかけから始まった梅酒づくりも、蔵元さん(Mさん)とSさんの力により、理想に近い味の実現ができました。成功は私たちの頑張りにかかってます!

実は以前、Sさんと「味のコンセプトを名前にしよう」という話をしていました。 そこで、インパクトが弱いかな〜と思いつつ、そのものズバリの名前を考えてみました。 その名も・・・

うーん。悪くはないけど…。お客さまが呼びにくい名前だよね。
そう思います。
これだと独りよがりのネーミングになっているかと…。
Mさんにも相談してみます。

Mさん、どう思われますか?
じぇんじぇん ダメ! もっと消費者目線で考えなきゃ。
こん商品は梅酒じゃろ?
もっとシンプルな名前にせんといかんと思うよ。
・・・。おっしゃる通りです! もう一度考え直します!!

Mさんの言うとおりだね。
大人の雰囲気・モルトのイメージは、デザインでがんばろうよ。
そうですね。
「梅」をベースとした名前で、まだ他に使われていないシンプルなネーミングを考えてみます。

そして、名前の候補を決め、商標のチェックをして、この梅酒の正式名が決まったのです。
その名も・・・

“梅の幸せ”と書いて、「ばいこう」。どうですか?
いいね!!
良かろうの!!
よーし! これでガンガン進めますよ!!

オリジナル梅酒の正式名称も決まり、いよいよパッケージづくりにかかります。
まずは、ボトルのデザインからですが、Mさんの蔵元から勧められるボトルの形がイメージに合わず、
カッコいいデザインのボトルの『型』をもつビン業者さんを探します。(※)
(※)オリジナルボトルをゼロからデザインして造るのは、「型代」も含め非常に高価なため、通常はビン業者さんのカタログリストから選ぶのですが、商品のイメージを守るために、日本中のビン型を持つ業者さんを探すことにしたのです。

理想通りのビンが見つかりました! どうですか?
すばらしい!!
こういった欧州のモルトウイスキーに使われるデザインは日本では少ないから、よく見つかったね。わくわくしてきた!
さっそく、Mさんにお願いして手配してもらおう!
やったね!

ボトルの形も決まり、次はいよいよオリジナル梅酒の顔でもあるラベルデザインに取りかかります。
「梅幸(ばいこう)」のロゴを決め、私たちがとことんこだわった味を伝えるイラストを入れ…。
イメージを形にしていきます。


商品として販売する梅酒には、ラベルの表記について、さまざまなルールがあります。
蔵本さん(Mさん)を通じて、関係各所に数々の届け出や審査・チェックを受ける必要があり、
細かく微修正をしていく作業をこなしていきます。

ラベルも裏貼り(ラベルの裏側に貼る、商品説明や品質表示のこと)も、チェックは済んだよ。
細かい味の調整ができたら、サンプル届けるよ。
あとちょっとで、オリジナル梅酒は完成だね。
ようがんばりよった。
ありがとうございます。
サンプルの到着を楽しみに待ってます!
よーし、前祝いに、乾杯しよう!!