オリジナル梅酒を造ろう!
(3)九州訪問。そして...

8月も後半に入り、S氏からキューンの元に1本の電話が入りました。


 九州行こうよ!

 えっ? 何しに行くんです?

 もちろん「梅酒」を作るためにだよ!  今度の土日、飛行機手配しておいたからね!!

  ・・・・・。


まだ暑さがたっぷり残った九州に到着すると、一見恐そうですが、瞳がとてもチャーミングな男性が待っていてくれました。


 

 Mさん。ご無沙汰しております。

 おー。わざわざ遠くまで来られて、ご苦労さんじゃったねー。
それにしても、暑いねぇ〜〜。

 はじめまして。キューンと申します。お世話になります!

 ようこそ福岡へ。おいしい梅酒作ろうな! 何より、まずはメシ食いに行こうとばい!

博多の人は情に厚い人が多いのか、はたまたS氏が想像以上の実力者なのか、驚くほどの歓迎をしていただきました。


「皿うどん」「ちゃんぽん」…。
有名店でお腹いっぱいのご馳走をいただき、いよいよお酒の製造現場、蔵元さんへの訪問です。


あの有名な焼酎が作られた現場で、我々の梅酒も!


 あらためて、ようこそうちの酒蔵へ。
オリジナルの梅酒が造りたいのだそうですね。

 そうなんです。
こちらは『キューン』という三河を元気にするホームページを作っている会社のスタッフなのだけど、ふとした話から、 自分たちがおいしいと思う梅酒を造りたくなったんですよね。

 例えば、甘すぎない梅酒です。スコッチやモルトウイスキーを飲む人が飲んでみたくなる梅酒とか。
市販される梅酒をいろいろと飲んでみたのですけど、どうもしっくりこないんです。

 もっとちゃんと説明すると、甘すぎず、長期熟成でコクがあって、アルコール度数もやや高めで、漢方っぽくなく、硬派な男がかっこ良く飲める梅酒を探してるんですけど、ってことなんです。

 ないですね!

 えっ? どうしてですか?

 基本的に梅酒をメインで造っている蔵元はないんですよね。昔は売れ残った焼酎や日本酒の再利用に、梅を漬けたリキュールとして少量造っていたんです。その頃は、どこも“こだわり”もなく造ってましたね。
近年人気が出てきたから一生懸命造るようになったですけど、でも…。

長期熟成されたような「いい原酒」はすぐには出来ないし、焼酎のブームもあって梅酒にその原酒を回してまでは造らないと思うよ。
商売としてはあまり成り立たないこともありますからね。

 なるほど・・・。だから、こだわる部分が「甘み」としての黒糖やローヤルゼリーだったり、薬草や柚子などの柑橘類をブレンドしたりと原酒以外のことが多いんだ。

 それでは、今うちが造っている梅酒を飲んでいただきましょうか? まだ原酒の状態ですけど。


 おいしいですね! ・・・でも、あの『樽』で漬けた焼酎は使ってないんですね?
あの風味が入ると、いっそう独特でおいしいものになるような気がするのですが。
 

 あの樽ですか…。考えたことなかったなぁ。
ただ、あれはとても手間のかかった焼酎だから、従来の梅酒の原価には合わないですねぇ。
でも、面白そうですね。やってみますか?

 !!! ぜひ!!(思いがけず、話が進んだ!)

続く>>