オリジナル梅酒は『梅幸(ばいこう)』と決まり、味・パッケージともに満足できるものができました。
後は、蔵元さんからの「できたよ!」いう報告を待つばかりとなります。
完成予定日は2008年、春。
まずは完成サンプルが届く予定です。
2008年3月某日。Quun編集部にひとつの荷物が届きました。 緊張しながら箱を開けると、ついに私たちのオリジナル梅酒『梅幸(ばいこう)』が! イメージした通りにきちんと仕上がっています。 さっそくSさんに声をかけ、1本味見をしてみます。
ついにできあがったね! うん、なかなかいいよ!
ホントに…。
いろいろ大変だったですけど、こうやって実物ができあがると嬉しいものですね!
よし、記念すべき試飲をしよう。
はやる気持ちを抑えつつも、ビンを開け、試飲を始めた私たちに、思わぬ事態が起こりました。
「梅幸(ばいこう)」の味と香りが、最終サンプルで決めたものと違うのです!
・・・・・・・!? これって、前に決めたものと違いませんか?
うーん…。ちょっとトゲトゲしい感じがするなぁ。
これ自体でもそれほど悪くはないけど、香り・味ともにキツくなっちゃったかなぁ?
・・・・最終のサンプルと比較してみようか??
そこで、数ヶ月前に最終として選んだ「C」サンプルと比較して試飲してみます。
やっぱり違いますね。「C」サンプルは、やっぱり美味しいですもん!
うーん…。そうだね。
お酒というものは、テストサンプルから生産への段階で、多少は違いが出てしまうものなんだけど…。
Mさんに聞いてみます。造り直してもらうこともありですね!!
サンプルの味に納得できなかった私たちは、蔵元のMさんに連絡をし、確認を取ることにしました。
「梅幸(ばいこう)」の製品サンプルの件ですけど…。
おうおう。もう届いたかい? どうじゃった? ちょいと味が違うじゃろ?
えっ? 何で分かったんですか?
本当はビン詰めが完了してから数日寝かして、味を“なじませて”から送るもんなんじゃが、お前さん方に少しでも早く「梅幸(ばいこう)」を届けてやりたくて、急いだんよ。
3日経ってから、もう一度試してみたらよかよ! 味が落ち着いとると思うから。
・・・・そうなんだ。3日後に確かめてみます。
そして3日後、改めて試飲してみます。すると!!
美味しい!! 最終サンプルよりずっと香りもいいし、味も・・・・・理想通り!!
うん! いい!! オリジナルのこだわりの梅酒『梅幸(ばいこう)』が完成したね!
普通に市販されている梅酒とはちょっとコンセプトが違うから、好みに合わない人もいるかも分からないけど、甘すぎず風味にこだわりをもつ人にはきっと受け入れてもらえると思う。
キューンもMさんもさすがプロ。いい仕事をしたね!
Sさんこそ! あなたがいなければ、梅幸は確実に誕生しませんでした。
楽しい仕事をさせていただき、ありがとうございました!!
大変だった割には、まったく儲かりませんでしたけど(笑)。
今回は小ロットの限定生産だから、販売元のウチなんか、下手すりゃ赤字だよ。
でも、梅酒について自分たちと同じこだわりをもつお酒好きの人たちに楽しんでもらえたら、それでいいじゃん。
ともかく、今日は梅幸で乾杯しよう!
オリジナル梅酒を造ろう! 完
オリジナル梅酒を造ろう! は、2007年夏から2008年春にかけて、シェリー樽熟成原酒使用本格梅酒「梅幸(ばいこう)」が誕生するまでのフィクションです。
梅幸は限定生産品として、一部の店舗を除き、インターネット通販で販売されています。
文中の「Sさん」は、創業100年を越える歴史を持つ愛知県岡崎市の業務用酒販店「株式会社シバタ」さん。
「Mさん」は、「博多小女郎」「夢想仙楽」などのこだわりの本格焼酎を製造・販売する福岡県の「光酒造株式会社」さん。
どちらも本物の“お酒のプロフェッショナル”。
Quun編集部のわがままいっぱいの要望を真摯に受け止め、採算を度外視しておつき合いいただきました。
Quun編集部の創刊以来変わらないポリシーである『遊びゴコロと共感』を実現する上で、そのポリシーを上回る商品として誕生した「梅幸」。
素敵な偶然(必然!?)と、男たちのこだわりによって生まれた本格梅酒です。
数量限定につき在庫に限りはありますが、少しでも多くの人に楽しんでいただけたらと思っています。
全7回の物語では書ききれなかったエピソードは、まだたくさんありますが、それはまたいずれの機会に。(遊びゴコロついでに、ゲームも作っちゃいました)
梅幸(ばいこう)はこちらから
お買い求めいただけます。
梅幸も登場する脱出ゲーム
「TEST KITCHEN」はこちらから